CCN(Cosmos Club Network) とは?

Internet of Blockchains

ブロックチェーン同士を結び付ける。 それがCosmos。

これまで、暗号資産Aのブロックチェーンと暗号資産Bのブロックチェーンは、交わることは無かったが、これを実現するのがCosmosである。

Cosmosは、異なるブロックチェーン同士をつなげて相互に運用・拡張するシステムの構築を目指しており、これまでは、中央集権的な取引所を介さなければ双方のトークンを交換することが出来なかった様々なブロックチェーンを共通のプラットフォームで繋ぎ、世界全体に巨大な経済圏ネットワークを作ることができるようになるということである。

これが『Cosmos』であり、Cosmosネットワークのベースとなる流通通貨が「ATOM」なのである。

Blockchain3.0:Cosmos

みなさんもご存じBitcoinは、サトシナカモトと名乗る人物によって、2008年に誕生した。これは、オーストリアの経済学者フリードリヒ・ハイエクが唱えた、中央銀行による貨幣の独占的な発行制度や部分準備金制度を強く批判し、民間による自由で自然的な貨幣の発行制度を認めることで、健全な競争を促そうというものを具現化したものであり、非中央集権的でありながら、通貨の偽造、取引履歴の改ざんといった不正に抵抗し、公平で安全な分散型のシステムとして機能することで注目を集めた。これが、暗号資産の誕生であり、Blockchain1.0と呼ばれている。


次に、このブロックチェーン技術を、いわゆるお金の決済機能以外にも応用できるのではないかという観点から誕生したのがEthereumである。これをBlockchain2.0と呼んでいる。

Ethereumは、様々なアプリケーションを実装できるプラットフォームであるため、多くのプロジェクトが同時にEthereum上で開発が進めらたことで、大きな問題点が顕在化した。

それが、「スケーラビリティ問題」である。

多くの人がEthereumプラットフォームを利用したことで、大量の取引を処理しなければならなかったが、Ethereumの処理能力を大きく超えてしまい、その結果、大量の未確認取引が発生し、取引手数料の高騰を招いてしまった。

つまり、Ethereumは、1秒間に処理できる取引数(TPS:Transaction per Second)が、7~8取引であり、それを大きく超えてしまう事態となってしまったということである。


このような問題を解決すべく彗星のごとく現れたのが、『Cosmos』(Blockchain3.0)である。

Ethereumのおよそ500倍もの処理性能(2,000~4,000TPSの処理速度)を誇るCosmosは、スケーラビリティの課題を解決するとともに、その性能を活かして、様々なブロックチェーンをCosmosネットワークに繋ぐ。要するに、これまで交わることのなかったブロックチェーンをすべて繋げてしまおうというプロジェクトである。

これまでEhtereumで開発していた技術者は、上記のような能力を有しているCosmosに徐々に移ってきており、世界で最も取引高が多い取引所「Binance」が開発を進めている大型DEX(分散型取引所)プロジェクト『Binance Chain』は、CosmosのTendermintをベースに開発が進み、また、常にトップクラスの取引高を誇る取引所「OKEx」の『OK Chain』にもTendermintが採用されている。

そのベースとなる通貨が『ATOM』である。

CCN(Cosmos Club Network)

Bitcoinは、マイニングによって、Bitcoin Blockchainに記帳し、最も早く記帳できた者にマイニング報酬を与えるPoW(Proof of Work)という方式を採用している。取引の改ざん防止に対して強力である一方、電気代や機器などのコストが高いとともに、その機器がマイニングできる期間も3年程度である。

一方、CosmosはPoS(Proof of Stake)という方式を採用しており、バリデートと言われるもので報酬を与える。これは、PoWのような専用機器や電気代がかからず、永久的に報酬がもらえる一方、通貨の保有量等に報酬が依存するといった側面を有する。

このCosmosバリデートに、誰でも簡単に参加できるように仕組みづくりをしたのが、『CCN(Cosmos Club Network)』である。

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